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丹沢の檜 ②。


今年の始め 丹沢でヒノキを扱っている林業家の方とお話をする機会があり、丹沢のヒノキは新歌舞伎座の舞台にも使われた程 優秀な材であると言う事を知りました。

偶然にもその後、すぐに「神棚」製作のお話があり 丹沢のヒノキを使ってみるのはどうでしょうかとお話を進めて来ました。

今日、材料を持って来て下さいました。


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100年前に植えたヒノキ。とても奇麗。

節も無く、木目もとても詰んでいて 色も薄いピンク色。(丹沢のヒノキの特徴だそうです)


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通常、木の生長が早いと年輪の間隔が広くなり時には加工後の反りや狂いに影響が出易い為、木目が詰んだ(木目の細かい)材が好まれます。同じ木でもゆっくり育ったそれの方が木目の間隔がしっかり詰まった木になります。その為、丹沢のヒノキは植林をする際に1本1本の間隔を狭く植えてお互いの木を権勢させる事により木がゆっくり成長するようにしてあるそうです。

普通は1ヘクタール(100メートル四方)の面積に5000本くらい植えるところを 丹沢のヒノキは8000〜10000本を植えてその後の成長を見ながら木の間隔を変えていく事により木目の詰まった材を育てているそうです。間伐も20年ごとにおこない節の無い木目が真っすぐ通った材に。


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早速、軽くカンナを掛けてみました。 キレイな板目。いい香りが広がります。

すごいな。

丁寧に製作させて頂きます。